必要となるスキルと雇用形態別でもらえる給料
医療事務で働いている人の給与相場
医療事務の収入に関しては、地域によって多少の幅はありますが、年収180万円から300万円前後とされています。ただしこれは正社員の場合に限り、派遣社員・パートなどの場合にはこれよりも低く設定されていることが多いです。パートの場合、地域によって多少異なりますが、時給800円台から1400円前後とされているところが多いといわれている為、スーパーなどのレジ打ち業務よりも高いといえます。派遣社員の場合は時給900円台から1600円台程度が主流となっており、地域や医療機関によってパートや派遣社員の給料には大きな差があるのは事実です。基本的にボーナスや残業手当に関しては、正社員とはいっても全くつかないところもあるため、厳しい状況にあるといえます。ボーナスが付くところの場合には、年間1か月半から3か月程度、都市圏であれば4か月分までもらえる可能性は高いです。
医療事務のどの職場でも必要な能力
地域や医療機関に関係なく医療事務の現場で働く人に大切な能力とされているのは、患者の気持ちを理解して働くことができることです。心身の不調で通院・入院している以上、普段よりも弱っている人が多い為、患者だけでなく付き添いの家族に対しても温かい言葉をかけてあげられる人を必要としています。相手の痛みを理解して共感できること、相手がほしいと思う言葉をかけてあげられる人ほど、向いている仕事であるといえるでしょう。もちろんそればかりでなく書類上のミスなくスピーディーに処理できることや、コンピューター操作に詳しいこと、どんな人が来ても対応できる対応力も必要です。医師や看護師といった医療スタッフとの連携で適切な対応を取ることができるのも、医療事務として働くうえで必要とされています。
